■花柄傘の伝説? 椿瀬 誠
好きだった彼女が事故で亡くなりました。励ましてくれたのは、幼馴染の友人であり、彼女の兄でした……。それから数年、彼女に似た人を好きになった……なお話。
【基本舞台】
百異館高校 3年A組(というよりも 校舎屋上?)
【登場人物】
高田伸也(たかだしんや)
主人公。高校3年生。マイキャラで一番の「King of 不幸」だと思われる。
炎摩理実(えんまさとみ)
主人公の初恋の人。中2の時、交通事故で亡くなる。
炎摩小多朗(えんまこたろう)
理実の双子の兄。主人公とは小学校から同じ。
高宮里実(たかみやさとみ)
主人公が高校で出会う、理実に似た下級生。(高1)
佐久橋直樹(さくばしなおき)
主人公の幼馴染。家は板金屋。(関係ないか)
相模寛人(さがみひろと)
主人公とは中学からのつきあい。
理実がスキで猛烈アタックを繰り返していたがことごとくスルーされていた。
【あらすじ】
高田伸也と炎摩理実は互いを思いながらも、一歩を踏み出せないまま、ただのお友達。
そんな二人を気遣い、小多朗はいつも二人を誘って一緒に帰る。
いつもと同じ学校の帰り道……そのはずだった。
本屋に寄って帰ると、別れた理実に、一台の車が突っ込んでいった。
伸也の目の前で、腕の中で理実は自分の思いを告げて息を引きとる。
そんな過去に、彼女に縛られたまま、時間だけが無情にも過ぎていくだけだった。
高校3年生の春、転機が訪れた。
女子の新入生集団の中に、死んだ彼女に似た人(高宮里実)を見つけ、止まっていた時間がようやく動き出した。
もう、後悔しない為に、積極的に声を掛けてアピールし、デートをするまでに発展した。
しかし、死んだ彼女に似ているからスキになったのかもしれない、本当の彼女を見ていないのかもしれない、と罪悪感もつきまとっていた。
(企画勃発時、初期のあらすじ)
【今だからバラす?】
高田、炎摩、佐久橋、相模はバンド仲間。『One-track』で浦田が漏らした愚痴(?)の中にあった、赤毛のなんたらは炎摩小多朗のこと。
炎摩理実と高宮里実、元々は同じ字(理実)だったが、混乱を防ぐために変えた。
『Truth』の成水と真歩の告白シーンを屋上から見ていたのは、この作品の4人です。
特に、『Truth』と『花傘』は自サイトの作品(CLシリーズ)にまでさりげなくリンクしているところが……なんとも言えない。
【前のページに戻る】 【Indexに戻る】