■One-track   椿瀬 誠


幼馴染がスキだなんて、んなこと認めるか! とか思いながら高校生になった主人公が、結局、幼馴染とくっついちゃうお話。

【基本舞台】
百異館高校 2年S組(というよりも 軽音部部室)



【登場人物】
浦田慎二(うらたしんじ)
 主人公、高校2年生。軽音部で結成したバンドのリーダーでギターマン。
 彼女よりもバンドを優先しすぎて振られることもしばしば……。
 紀子が好きだとは、認めたくないらしい。独り言が多い。


日下部紀子(くさかべのりこ)
 慎二と幼馴染。同じバンドでキーボードを担当。実は慎二が好きだったりするが……。
 あだなは「のり坊」。


川村翔太(かわむらしょうた)バンドのドラム担当。
 バンドやったらモテると思っていたが、現実は甘くなかった。


仁科健吾(にしなけんご)
 バンドのベース担当。川村とセット品みたいな感じ。


的場洋平(まとばようへい)
 慎二にスカウトされて、バンド入り。ボーカル担当。



【あらすじ】
家はお向かいさん、物心ついた頃にはいつも一緒に居て、ピアノ教室も一緒に通い、まるで兄弟のように育った浦田慎二と日下部紀子。
年を重ねるごとに、二人の距離は離れ、顔を合わせても昔ほど仲良く話すこともなくなった。
結局はピアノの才能はないと、途中で諦めた慎二だけど、音楽から離れることができず、独学でギターを始める。

高校に進学して軽音部を作り、同志たち(川村と仁科)とバンドを結成。デビューを夢みたり……でもボーカルがいない。
ギター、ドラム、ベース……キーボードも必要だ! と慎二は紀子にバンドに入らないかと誘う。
慎二に思いを寄せている紀子は、彼に少しでも近づきたい一身で、参加を決める。
そこで初めて知った、慎二のこと……彼女が居るのにバンド活動を優先してしまい、振られる。1度だけでなく、何度も。
嫉妬しながらも、どの彼女よりも自分が一番、慎二に近い場所に居られる安心感。複雑な思いが交錯しながらも、紀子は慎二との時間、バンド活動を大切にしてきた。

ボーカル不在のまま、2年の秋を迎えた。
同じ高校の新入生に、地元で有名だったバンドのボーカルが居ると知り、部活と生徒会の仕事の合間にひたすらスカウトに走るがことごとく断られる。
何とか説得し、ボーカルを迎え入れた軽音部は、本格的に文化祭の練習に入る。
その頃から、紀子がバンド仲間、幼馴染みの枠からはみ出していることに気付き、悩みだす。
文化祭では大成功を収め、浮かれていると、生徒会選挙のクラス代表立候補者にされてしまう。「俺が知らぬ間に……」って、色々と考え事をしてただけなんだけど。
生徒会役員に当選したら、告白しよう! と、独り言を言っていたら、すぐ横に居た紀子に聞かれていた。
みごとに当選してしまい、慎二は結果掲示板の前で立ち尽くす。
「誰に告白するのか? 呼び出す係りでもしようか?」と世話を焼く紀子。互いの心中は噛み合っていないものの複雑だった。

付き合いだしても、今までの関係に「恋人」という肩書きが追加されたぐらいで、たいした変化はない。
(企画勃発時、初期のあらすじ)



【今だからバラす?】
元ネタは、『CAMPUS LIFE R』終了後に連載しようと考えている、『モンスターハンター1』のサイドストーリー。脇役ではあるが、ちょこちょこ登場する予定。
仁科健吾の1つ年下の妹・果穂(かほ)は、熱狂的な的場洋平のファン。
的場洋平はツインボーカルの片割れと作中では言われていたが、もう一人は、、中3の夏に病死した双子の弟・享一(きょういち)。
浦田と日下部は、元々は『花傘』の元作品キャラ。



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